リノベーション
2023.01.06

【仙台版】広さから考える中古住宅×リノベーションの物件選び


物件を探す際に部屋数とその広さを目安にする方が多いと思います。ですが、リノベーションを前提に中古住宅を探す場合には「どれくらいの広さ・面積が必要なんだろう」、「物件情報には㎡数が載っているけど実はよく分からない」と感じる方も多いのではないでしょうか。今回は広さ・面積について解説します。

一般的な広さってどれくらい?

一般的な広さとはどれくらいになるでしょう?
特に戸建てには延べ床面積や階数、敷地面積があったりと「よくわからない」と感じる方も多いのではないでしょうか?
戸建て・マンションそれぞれの広さについて見てみましょう。

戸建ての広さ


一戸建ての平均坪数は30~40坪と言われています。一坪とは、およそ2畳(帖)の広さで約3.3㎡に相当します。
㎡に換算すると一戸建ての平均的な広さは約100㎡~120㎡ということになります。

仙台で戸建てを持つ場合は、車を所持している方もいるので駐車スペースについても考えておく必要もあります。

マンションの広さ


全国で購入された中古マンションの平均の広さは70㎡台です。仙台に絞ると平均の広さは62.7㎡になります。(参照:ウチノカチ
仙台の場合は全国平均より小さい中古マンションを購入している人が多いことを表しています。仙台市都心部の地価が高いことや、立地や利便性など条件を絞ることで物件価格が予算よりも高くなり、平均より小さい面積の物件を購入していると予測できます。

そのまま住むには収納などで不便を感じるかもしれません。リノベーションを行い工夫することで、小さい面積でも快適な住空間にすることができます。

間取りでみる広さ・面積

広さの平均がわかったでしょうか。次に世帯人数に対してどれくらいの面積が必要なのかという指標で説明していきます。
広さの目安として国が掲げている「居住面積水準」を見てみましょう。

住居生活基本計画
世帯人数 一般形誘導居住面積水準 都市居住型誘導居住面積水準 最低居住面積水準
1人 55㎡ 40㎡ 25㎡
2人 75㎡ 55㎡ 30㎡
3人 100㎡ 75㎡ 40㎡
4人 125㎡ 95㎡ 50㎡
n人(※n≧2)” (25×n+25)㎡ (20×n+15)㎡ (10×n+10)㎡

※世帯人数は、3歳未満の者は0.25人、3歳以上6歳未満の者は0.5 人、6歳以上10歳未満の者は 0.75 人として算定する。ただし、これらにより算定された世帯人数が2人に満たない場合は2人とする

「誘導居住面積水準」は、世帯人数に応じて豊かな住生活の実現の前提として多様なライフスタイルに対応するために必要と考えられる住宅の面積に関する水準です。

「最低居住面積水準」は住環境を実現するうえで最低の面積になりますので、誘導居住面積水準以上の面積がオススメです。最低居住面積水準の場合は、部屋数や収納が足りないなどといったことが起こります。最低居住面積水準に近い面積の物件を選ばざる得ない場合は、リノベーションで工夫をしましょう。

ライフスタイルに合わせて広さを決めよう


中古住宅×リノベーションをご検討している方には、「LDKを広くとりたい」、「趣味の部屋を設けたい」などといった要望があるかと思います。
リノベーションの間取りは一からすべて見直すので、基本的に自由に作り直すことができます。
個室はどれくらい必要になるか、個々の部屋の広さがどれだけ必要かによって必要な面積は変化してきます。家族の人数によっても収納の必要数も変わるので頭に入れておきましょう。

先ほど紹介した居住面積水準はあくまでも目安なので、実際にプランを考えるときには、中古住宅×リノベーションのプロに相談して最適な間取りを決めましょう。

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