リノベーション
2020.03.20

素材について【タイルを知る】


 
「素敵な住まいを思い出してください」
 
 

と質問をされたとき、あなたの頭の中にはどのような空間が描かれるでしょう。

 

「天井が高く、開放感のあるリビングダイニング」「あたたかな炎の明かりとパチパチとした音が広がる暖炉のある住まい」「・・・」
さらにもう少し細かな部分をみていくと何があるでしょう。「とても気に入っているドア」や「一目ぼれした照明」「疲れたからだを癒してくれる柔らかなソファ」など様々なものが集まって住まいを素敵に演出してくれていることに気が付くはず。

 

今回は、そんな住まいを上質に演出してくれる、もうひとつの要素「タイル」のことを話していきたいと思います。タイルはほかの建材と比べても、形や色、質感が多様で、様々なスタイルに合わせて室内の雰囲気をより良くしてくれます。デザイン性はもちろんですが、耐久性や防水性など、その実用性もしっかりと備わっているからこそ、タイルは昔から住宅をはじめとする建造物に使われ、愛され続けてきました。

 

今回は、そんな「タイル」についてのお話です。まずは、「タイル」がどのような物なのか学んでいきましょう。

 

そもそもタイルって

タイルと聞いたとき思い浮かべるのはどのようなものでしょう。

ざっくりとしてしまいますが、昭和生まれの方はお風呂場や台所などに貼られたカラフルながらも冷たく掃除のしにくいものを思い浮かべるかもしれません。中には寒いトイレを思い出す方もいらっしゃるのではないでしょうか。平成生まれの方は、具体的なイメージはもっていなく、どちらかと言えばおしゃれな印象を持つ方が多いと思います。私は昭和後期生まれという事に加え仕事柄タイルに触れる機会が多いこともあり、先ほどの2つのイメージをどちらも持っていますが、今では住宅を上質にする素材として捉えることの方が多いです。

 

では、タイルは何でできているかご存知ですか?

 

こちらもざっくりとした括りになってしまいますが、その答えは「土」。タイルは様々な性質の土を砕いて・固めて・焼いて出来ています。いわばお皿や茶わんと同じです。天然の材料と言う事が出来ます。さらに言えば、形を整えたタイルに、釉薬-ゆうやく-と呼ばれる、これまた土から出来た液体をかけ、さらに焼きます。そうすることで表面がガラス質に変化し、色合いも生まれ、私たちが目にするタイルに仕上がります。

 

現在では、技術が進み、印刷して模様や柄を表現したり、ガラス質ながら艶を無くしたりといったことが可能になりました。これにより、デザインも性能も多様化し、お風呂場や台所といった水廻りに限らない使われ方が増えてきたのです。

では、少しだけになってしまいますが、数ある住まいで使われてきたタイルの中から、部屋ごとにおススメできるタイルをご紹介します。タイルのある上質な暮らしを想像しながら聞いていただければ幸いです。

 

■エコカラット

まず初めに、リビングや寝室におすすめのタイル「エコカラット」です。柔らかでマットな質感のエコカラットは、こちらは日本で指折りのタイルメーカーである旧INAXが開発した「調湿」「脱臭」「有害物質の吸着軽減」といった快適性能を持ったタイルです。寝室のベッドヘッドや、壁の一面、和室の床の間やテレビの背面などに貼ることで、湿気の多い夏にはさらりとした空気をつくり、乾燥する冬には適度に湿気を放出し、1年を通じて快適な室内環境を創り出します。
主張しすぎずに、空間も空気も上質なものに変えてくれるタイルです。

 

 

■サブウェイタイル

次にご紹介するのは、一時ブームとなり、現在では定着づいてきたサブウェイタイルです。一見特徴のない長方形のタイルを交互に貼っていくことで完成するこのスタイルは、アメリカの地下鉄構内で使われていたタイルの貼り方に由来し、オーソドックスながら伝統的な印象もあり、長い間飽きがこない仕上げになります。艶のある白は、掃除もしやすく、空間を明るく清潔に感じさせてくれることから、キッチンはもちろん、トイレや洗面脱衣室など、水廻りを中心に様々な場所で活躍してくれます。
また、タイル自体の色や質感、目地の色を変えるだけで、スタイリッシュにもカジュアルにも和風にも変化していくため、自分達だけの住まいを実現したい方におすすめです。

 

 

■モザイクタイル

さらにモザイクタイルもご紹介します。 そもそもモザイクタイルは25mm~50mm程度の小さなタイルを組み合わせたものになり、異なる色のタイルを組み合わせて貼っていくことで自分らしい色の組合せが出来上がります。中でも人気は、ガラスでできたモザイクタイルだと思います。透明感のある深い色味のガラスタイルは、光を乱反射する事で時間帯や天気によって表情を変え、いつ見ても新鮮な印象を与えてくれます。
例えばニッチの背面に貼り、お気に入りの写真や小物を飾る。例えば、1本だけ残ってしまった柱に貼り空間のアクセントに変える。少し高価にはなってしまいますが、色や質感も豊富なため和風からフレンチテイストまで様々な雰囲気を演出できるのも魅力のひとつです。

 

 

■クラフトタイル

本来タイルは、職人が1枚1枚手作業で作っていました。現在では技術が発展し工業化がされたことから手作りのタイルはなかなか見ることはありません。しかしその伝統的な技法や表現を踏襲したものはたくさん残り、今でも手作りを守り続けている工房も存在します。
クラフトタイルの良さはなんといっても1枚1枚微妙に変化する色合いや質感と、手を込んで作られた形や造形にあります。どんな商品もどこか温かみがあり、愛着の湧く空間をつくってくれます。旅先で訪れた陶器や質感と、手を込んで作られた形や造形にあります。どんな商品にもどこか温かみがあり、愛着の湧く空間をつくってくれます。旅先で訪れた陶器工房や海外の市場などで、もし一目ぼれのタイルに出会えたら、思い切って購入し、リフォームの時に使うのはいかがでしょうか。表札の脇でも、基本のタイルの中に1枚だけ忍ばせることで楽しみが増します。
 

 

タイルの魅力を少なからず感じていただけたでしょうか。

機能的な壁紙やキッチンパネルといった素材はもちろん良いと思います。その中に、機能性においても、デザイン性においても優秀なタイルを取り入れていただき、「自分だけの」「自分達らしい」住まいづくりを楽しんでみてはいかがでしょう。

 

 
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