リノベーション済物件の落とし穴【仙台での新居選び】
最近人気のリノベーション済物件。『リノベーションが流行っていると聞いたことがあるし、おしゃれっぽい!』と安易に選んでいませんか?
今回はリノベーション済物件を選ぶ際に注意したいポイントについて解説していきます。リノベーション済物件の落とし穴にはまらないようにご注意ください。
これから新居探しを考えている方は必見です。
こんなリノベーション済物件に注意
いきなりですが、「リフォーム」と「リノベーション」を聞き比べたときに、どちらに好印象を持ちましたか?
多くの方が「リノベーション」と答えるかと思います。リノベーションが普及してきた昨今、リノベーション=おしゃれという認識が強くなってきています。
メディアで取り上げられる「リノベーション」はおしゃれなものばかりで、施主様へのインタビューの内容もハッピーなものばかりというのが背景にあります。
ここで一般的なリノベーションの定義を確認してみましょう。リノベーションをインターネットで検索すると、「新たな価値や機能を付け加える改装工事(参照:LIXIL)」や「 リフォームと比べて大規模な建物の改修のこと(参照:Wikipedia)」などが出てきます。
リフォームよりも+αをした大規模工事という印象ですね。
+αがあるのがリノベーションという話をしましたが、中古住宅市場においてどの物件がリノベーション済物件かを判断するのは業者になります。
リノベーションの方が「おしゃれ」というイメージがあり、リノベーション済とした方が物件が流通しやすいため、表面だけキレイにしたリフォーム物件をリノベーション済物件として販売しているなんてことも。注意しなければいけないのはこういったリノベーション済物件です。
リノベーション済物件でよくあるトラブル
表面だけキレイにしたリノベーション済物件ではどんなトラブルが発生しやすいのかを紹介します。
水まわりのトラブル
リノベーション済物件で特に多いのが「水まわり」のトラブル。水まわりは表には見えない配管の不具合が原因で発生します。裏側ではトラブルが発生しているのに目に見えないため、そのまま使い続けてしまうことがあります。はじめのうちは大丈夫かもしれませんが、時間が経つにつれて大きな問題になることも多いです。場合によっては、配管からの水漏れにより階下に被害を及ぼし賠償になるケースもあるので、水まわりのリフォームはどこまでされているのかをしっかり確認しましょう。
換気のトラブル
マンションは気密性が高く、窓が少ないため湿気がたまりがちです。換気扇がうまく動作をしないと湿気によりカビが発生したりして素材を痛めてしまいます。表面だけを整えたリノベーション済物件では、古いままの換気扇を使っているということもありますので、状態を目で確認したり、動作確認をしたりしましょう。
また、換気の悪い物件ではカビの生えたクロスの上に新たな壁紙を貼りきれいに見せているというところもあるので、換気はよく確認するべきです。
断熱のトラブル
マンションにも断熱材が使われていますが、古くなっていたり、経年により隙間が出ていたりすると住環境の悪化につながります。壁面の断熱材はさすがに確認するということは難しいので、心配な場合はユニットバスの天井を見てみましょう。住環境を考えたリノベーションであれば断熱機能を高めるためにユニットバスの天井に断熱材が置かれているはずです。
音のトラブル
古いマンションは防音性の高い床や壁を使っていないこともあり、ドアの開け閉めや移動時の足音など近隣の生活音が聞こえて来たりなど騒音トラブルに巻き込まれることもあります。内覧の際は時間をずらして再訪するなど工夫をしましょう。
「リノベーション済物件」で理想の暮らしは叶いにくい
リノベーション済物件の注意点を紹介しました。注意して物件を選べば、すぐに綺麗な物件に住み始められるというメリットがリノベーション済物件にはあります。
もちろんリノベーション済物件も新たな住まいを考えるうえで一つの選択肢であることに間違いはありません。ですが、メディアで紹介されるリノベーションとは少し違うというところがポイントです。どんなところが違うのか確認していきましょう。
間取りに合わせた暮らし
リノベーションは理想の暮らしを叶えたい一人ひとりのライフスタイルに合わせて間取りを作っていきます。しかし、リノベーション済物件は本来、販売を目的としたリノベーションで普遍的な間取りになっています。使いやすいようには作られていると思いますが、すべてがあなたにピッタリというわけにはいかないので、我慢を強いられるところが出てくるかもしれません。
物件選びが大変
中古物件のいいところは選択肢の広さです。立地の良い場所から建物は建てられているので好みの環境を選ぶことができます。
しかし、リノベーション済物件の場合は「そもそもリノベーションされていること」、「好きなデザインであること」、さらに暮らしやすさを突き詰めるなら「周辺環境が整っていること」、「理想の間取りであること」...など条件が増え、お気に入りの物件が出てくるまで待たなければなりません。
リノベーション済物件だからと安易に飛びつかず、どんな住まいを求めているのかによってリノベーション済物件を一つの選択肢に入れてください。
リノベーションで自分らしい暮らし
リノベーションとは本来「自分らしい暮らし」をかなえる手段なのです。現時点でのライフスタイルや理想の暮らしを想像しながら、立地や間取りを考えて自分らしい住まいを構築できるのが中古住宅×リノベーションの魅力です。
『理想の暮らしがある』、『生活をもっと豊かにしたい』そういった方は中古住宅×リノベーションを選択してください。
また、手軽に新たな住まいを購入したいという方は、うわべの情報だけで判断せずにその中身を見極めて決断することをおすすめします。
仙台での中古住宅×リノベーションは365リノベ
365リノベでは仙台・宮城エリアの中古住宅×リノベーションをサポートしています。
あなたの好みやライフスタイルを探るオリジナルツールや、プランニングのわずらわしさを解消する定額リノベプランなどを使って「自分らしい暮らし」を叶えます。
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