リノベの教科書Textbook of renovation
リノベーション
2025.02.06

【中古住宅×リノベーション】リノベーションで住みやすい家をつくる!工事期間と注意点を詳しく解説します!

リノベーションは家全体が工事対象になるため、より理想的な住まいに作り替えることできます。特に、家族構成やライフスタイルの変化により、部分的なリフォームでは満足できない場合には、リノベーションを選択するのはとても有効です。

しかし、家全体を工事するとなると工事内容が複雑になり、工事期間が長くなります。そこで今回は、リノベーションにかかる工事期間の目安と、注意すべきポイントについてご紹介します。

そもそも『リノベーション』って何?

リノベーションとは、リフォームよりも広範囲な改修工事を意味します。

新築時から時間が経過し、老朽化した住宅設備や内装を交換・補修して元の状態に戻すリフォームに対し、リノベーションは単なる交換にとどまらず、間取りの見直しを行い、現在のライフスタイルに合わせた住まいにつくり変えるのです。

住宅設備の性能向上や、収納や動線を工夫した使い勝手の良い間取りの実現、室内をより明るく快適にするなど、住まい全体の価値を高める工事を行います。

基礎や柱、屋根といった構造体だけを残し、「スケルトン」と呼ばれる状態にしてから内部をゼロから作り上げるため、部分的な補修を行うリフォームに比べて、工事期間が長くなる傾向があるといえます。

リノベーションにかかる工事期間はどのくらい?

家全体を対象とするリノベーションでは、工事範囲が広がる分、工事内容も多岐にわたるため、リフォームに比べて工事期間が長くなります。日常生活への影響を考慮し、あらかじめ工事期間の目安を確認しておくことが大切です。

リノベーションが完了するまでには、工事内容を検討・決定する「設計期間」と、その内容を基に工事を行う「施工期間」という2段階の期間が必要です。

 

【設計期間】

現在の住まいが使いにくいと感じる点や、もっと便利にしたいという希望をもとに、工事内容を検討し具体化していく期間です。

家族で話し合い、意見がある程度固まったら、施工業者に現場調査を依頼し、見積もりを出してもらいます。リノベーションは費用が大きくなる工事のため、1社だけに決めず、2~3社から相見積もりを取り、プランや工事費用を比較する時間を確保しましょう。各業者に調査してもらい、見積もりがそろうまでには2~3週間かかることを見込んでおくと安心です。

各社から提案されたプランや見積もりを比較検討し、打ち合わせを重ねながら施工業者を選定するには1~2ヶ月程度の期間が必要です。工事項目が多い分、選定作業にも時間がかかり、複数回の打ち合わせが必要となるため、十分な時間を確保して慎重に検討することが重要です。

 

【施工期間】

施工業者を決定し、リノベーションの内容が固まったら、いよいよ工事が始まります。打ち合わせの段階で施工業者から工程表が提示されるため、着工前におおよその施工期間を把握できるでしょう。ただし、解体時に想定以上に構造体の劣化が見つかるケースもあり、その場合は工期が延びる可能性があるため、あらかじめ余裕を持ったスケジュールを立てることが大切です。

一般的な戸建住宅のリノベーション工事では、施工期間は1~2か月程度が目安です。解体を行い、構造部分の補修を済ませた後、新しい間取りに合わせて間仕切り壁や住宅設備を設置し、内装仕上げに進みます。造作が多い場合や、電気や給排水の配線が複雑な場合には、やや長めになることもあるでしょう。

設計期間と施工期間を合わせると、全体で3~5か月程度がかかります。プランや施工業者の検討に時間をかけるとさらに長期間になりますから、完成したい時期から逆算してスケジュールを決めることをおすすめします。

リノベーションを行う際、気をつけるべきポイントとは?

リノベーションの完成までは数ヶ月かかることが一般的で、どうしても日常生活に影響を与えることになります。普段とは異なる生活環境でストレスを感じやすくなるため、以下の点に注意し、事前に対策を考えておきましょう。

 

【仮の住まいの場所】

家全体を対象にしたリノベーションでは、構造部分を除いて壁や床、天井、住宅設備などを一度解体するため、住みながらの工事は不可能です。解体作業では大きな音やほこり、振動が発生するため、住んだままでは作業が難しいのです。仮住まいをすることで、家の中が空になりますから、工事がスムーズに進むというメリットもあります。

仮住まいを選ぶ際は、家族の職場や学校への通勤・通学の便利さを重視することが大切です。リノベーション工事には約1~2ヶ月の期間がかかるため、その間に通勤や通学に支障が出ない場所を選びましょう。特に小学生や中学生の子どもがいる家庭では、学区内で仮住まいを探すのが無難です。

 

【予算を抑えたい方はマンスリーマンションがおすすめ】

たとえ短期間であっても一般的な賃貸物件を借りると、敷金や礼金などの初期費用が発生します。リノベーション工事以外の費用を抑えたい場合は、こうした初期費用が不要なマンスリーマンションを選ぶといいでしょう。

マンスリーマンションは、家具や家電がすでに備え付けられており、入居後すぐに生活を始められます。また、ビジネスマン向けに短期的な利用が想定されているため、利便性の高い場所に位置している物件が多く、子どもの通学に問題がないようであれば、通勤が便利になることがあります。立地上の利点が大きいのであれば、マンスリーマンションを活用するのがおすすめです。

 

【工事期間には余裕を持たせよう】

リノベーションを進める際には、施工会社から事前に工程表が提供されることが一般的です。工事の内容や予定日が記載されており、完了予定日も示されていますが、解体作業などで予期しない事態が発生すると、工程表通りに進まない場合もあります。

例えば、子どもの入園式や入学式に合わせて引越しを完了させたい場合、スケジュールをギリギリに設定していると遅れが生じた際に仮住まいから通園や通学をしなければならなくなるリスクがあります。また、仮住まいの契約時期によっては、1ヶ月余分な家賃を支払うことになる可能性もあるかもしれません。

リノベーション工事は予期しない事態が発生しやすいため、工事完了日を目安にするのではなく、引越しが完了するまでに余裕を持った日程を確保できるよう、設計段階から施工会社に希望を伝えておきましょう。

 

【不明点は放置せず、早めに解決】

リノベーション工事が天候や現場の状況などで予定通りに進まない場合は、原因や対応策についてしっかりと説明を受け、都度理解を深めておくことが重要です。不明点をそのままにしておくと不安が増しますし、進捗をこまめに確認することで工事がスムーズに進行するからです。

リノベーションは高額な予算をかける工事であり、大切な家をより良くするためのものですから、疑問点があれば営業担当者や施工担当者に確認することが重要です。「これはどうなっているんだろう?」と感じた際は、迷わず確認しましょう。

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