【仙台・宮城スタッフブログ】ストーリーを紡ぐ家具

こんにちは　365リノベ　宮城野スタジオ　上野です。

今回は1脚の椅子について紹介したいと思います。

一生ものになりえる椅子。

しかし椅子は椅子でも、購入時は赤ちゃん用のハイチェアという立ち位置でお求めになる方が多いと思います。

ハイチェアなのに一生もの、不思議です。

それが　STOKKE　トリップトラップ　です。

構造はベースとなるL型の本体に、2枚の板を差し込む形。

一枚が座板、1枚が足載せ板です。

本体には様々な高さに溝が彫られており、そこに奥行の違う2枚の板を差し込むことで、板の高さを調整できます。

この高さ調整によって、成長に合わせて組み替えて一生使える椅子となっていくのです。

ベビー用品として、オプションも用意されており、生まれてすぐはニューボーンセット。

ダイニングにも載せられる高さでチェアが配置されるので家族と同じ食卓を囲むことができます。

少し成長したころにはベビーセット。クッションと合わせて腰回りもしっかりサポート、足載せ板も高さが調整できるので足が宙ぶらりんにならず、安心してお食事に集中できます。

一人で歩き、椅子に座れる頃になったらオプションを外し椅子として利用に変わります。

成長に合わせて高さを変えることで自然と足で踏ん張れる環境も作れますし、座面まで登る為の足掛かりにもなります。

大人になるころには座板を抜き取り、奥行の深い足載せ板を座板とすることで一生自分に寄り添う特別な椅子になります。

小さいころにつけたキズや、経年によって変化した木の色、

塗装したものは仮に落書きしてしまった跡など、その椅子を見るだけで座り手の成長を振り返ることができます。

そしてそれを次世代に繋ぐ。そんな使い方もいいと思います。

それはもはや椅子としての価値だけにとどまらず、家族の歴史そのものになっていくと思います。

家を買うタイミングはそれぞれですが、ご家族が増えるタイミングで買われる方も多いと思います。

そんなあなたにいかがでしょうか。

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