【仙台・宮城スタッフブログ】逆転の発想
こんにちは。365リノベ宮城野スタジオ うわのです。
先日、広島の建築が素敵なホテル「LOG」に宿泊してきました。
そのホテルは、インドの建築集団「スタジオ ムンバイ」手がけたもので、建築や家具・デザインに興味がある人にとって、とても興味を引く施設でした。
体験して学んだほかに、直接支配人の方からお話を聞く機会もいただき、従業員の方の建築中の秘話や、こだわりも聞くことができました。
その中で今日は一つ、感銘を受けたことを紹介します。
それは、表面材の選び方です。
通常私たちは、表面材の選定をするとき、サンプルを窓際にもっていき、光に当たった時の反射率等を見ながら明るさを想定します。
住宅として、広く明るくが好まれやすい傾向にあるからです。
その中で明るすぎる場合はワントーン暗い壁紙も見てみて検討します。
しかし、今回宿泊したホテルの支配人のお話では「LOGは、日陰で色を選んだ」とおっしゃっていました。
そのホテルは山の傾斜に沿って、民家・店舗が軒を連ね、その隙間は植物たちが生い茂り、建築が密集する地域でした。
そのため、光が強く入り込むことが少なく、日陰でいる時間が長いそうです。
日陰の多い立地で、光に当たった時の色を選んでも、想定の色が見えている時間は少ないです。
普段と同じ環境でどう見えるかを考え、適応させるため幾度となくサンプルを作り、納得したもので仕上げる。
普段の住宅とは真逆の考え方ですが、取り入れてみても面白い発想なのかなと思います。
仮に東向きにメインの採光がとられているマンションでは、朝日の入り方を重視して内装を選ぶのか、仕事終わりの夜の時間の方を長くとられるのであれば、日の落ちた室内照明で過ごす時間が長いのか。
その方の生活によって選び分けるのも生活デザインにつながるのではないかと思います。
これからもデザインの優れたところで、見て触れて聞いて感じて、発想の幅を広げていきたいと思います。
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