工事内容の項目を理解してリノベーションを進めよう![初級編]
リノベーションを考えている方は、工事内容についても知識を身に着けておかなければいけません。リノベーションの定義は曖昧で、実際にどんな工事が行われていたを知らないと、後でトラブルに巻き込まれてしますこともあります。工事に関する知識を身に着けて、見積もりの説明を受けるときしっかりと理解をしましょう。
5.工事内容についての知識
ここでは見積もりによく記載される工事について解説してきます。自分のリノベーションではどんな工事が行われているのかをしっかりと理解したうえで、業者にお願いすることがリノベーション成功のポイントです。
解体工事
リノベーションは新築と違い既存の建物があります。リノベーションを行う場合にはやり直す部分の解体が必要です。その解体を行う工事場所や範囲などがこの項目に記載されます。業者によっては、この解体工事に以下で説明する処分費が含まれていることがあります。もし、見積もりに処分の項目がない場合などはこの項目に含まれていることがありますので注意しましょう。
大工工事
名前の通り大工さんが工事を行う木工事のことを指します。新たな壁を作る工事やフローリングを貼る工事などがここに含まれます。
設備工事
設備工事といわれてもピンと来ない方が多いと思いますが、給排水をやり直したり、ボイラーを設置したりなどといった工事がここに含まれます。キッチンやお風呂などの水廻りをリノベーションする際には必ず必要になってくる工事です。業者によっては次に説明する電気工事がこの項目に含めて記載こともあります。
電気工事
名前の通り電気の職人行う工事がここに含まれます。照明の取り付けや配線はもちろん、スイッチプレートの入れ替えなどといった電材関係の工事が含まれます。
左官工事
流行りの珪藻土などを施工する工事がここに含まれます。コンクリートを平らに仕上げたり塗り壁をしあげたりなど内装として使用される工事がここに含まれます。
タイル工事
タイルを施工する工事です。左官工事と同じ項目に含まれることもあります。
塗装工事
建具の色を塗り替えたり、マンションの躯体に塗装する場合に塗装工事が必要になります。
建具工事
造作で建具(ドア)を作る場合などに記載される項目です。メーカーの建具などは、物は材料費、取り付けは大工工事に含まれるので、建具屋さんに建具を造ってもらうときや取り付けをお願いする場合に記載されます。
内装工事
クロス(壁紙)やクッションフロアなどの施工をする場合に記載されます。数量は㎡で記載されることが多いです。注意点としては実際の壁や天井の面積よりも多めに積算されることが多いです。これは金額をかさまししているわけではなく、材料を切り貼りする際にでる端数を加味して計算されることが原因となります。
仮設工事
工事中はあるが、工事後は撤去されるものがこちらに記載されます。例えば、足場や仮設トイレなどがこちらに含まれます。
材料費
大工工事で使われる木材やメーカーの建材などがこちらに含まれます。記載される数が多くなる部分ではありますが、しっかり内容を確認しましょう。
処分費
解体や大工工事で使った木材の端材などを処分するための費用になります。
養生費
建物の躯体やリノベーションをしない箇所に傷などがつかないよう保護するために使われる養生材の費用になります。マンションだと共用部分の保護が必要になり、個人で大まかなリノベーション費用を算出している方は抜けやすい点となります。
リノベーション工事内容まとめ
いかがでしたか?リノベーションの工事内容について解説してきました。見積もりをみて疑問に思ったことがあればこちらと照らし合わせてみてみるといいかもしれません。
もっと見積もりについて詳しく知りたい方は見積もりの注意点をご覧ください。