『家族のライフスタイルに合わせたリノベーション』
賃貸住宅の家賃をずっと支払い続けていても自分の資産にはならずもったいないと感じたO様は、中古マンションを購入することにしました。
しかし探し始めてみると既存のマンションでは間取りやデザインなど家族のライフスタイルとは合いませんでした。
物件に合わせた暮らしではなく、家族のライフスタイルに合わせた暮らしにしようとリノベーションを決意されました。
『コロナ渦でのライフスタイル』
コロナ渦でリモートワークが増え、家事と子育て、仕事の両立ができる住まいを望まれていました。
また今後ご家族が増える可能性もあるため、その時にも対応できるような可変性のある間取りを希望されていました。
玄関から入った廊下に洗面化粧台を設置し、帰宅してすぐに手洗いができるようにしました。またドアを設けて部屋の様子が直接見えないようにし、ネイビーカラーで空間を引き締めました。ガラスを大きく入れ空間が重くならず優しい光が灯るようにしました。
リモートワークが増えリビングに隣接した場所にワークスペースを設け、子育てや家事をしながらもお仕事ができるようにしています。間仕切りで部屋を区切れるようにしたことで、仕事に集中したい時やご家族が増えた際には個室として使えるようにしました。
時流を掴んだ間取りにしたことで、ライフスタイルがより豊かで安心して過ごせるおうちになりました。
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オープン棚で解放感ある洗面台。
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リビングダイニングに隣接したワークスペース。
『おうち時間を楽しむ』
必要な家具のみを置き、TVの代わりにプロジェクターで映像を楽しみたいとのご要望がありました。
シンプルな空間に違和感が出ないようプロジェクターを天井付にし、背面の壁にアクセントカラーを入れスポットライトをあてることで特別感を演出しています。
又、家具を最小限にしたことで家族みんなで寝そべりながら映像を楽しんだり、お子さまが走り回れる自由な空間になりました。
LDKのダイニングカウンターをタモ材にて施工し、クリア塗装と相まってきれいな木目を強調しています。シンプルながらも印象的なダイニングカウンターがこのおうちの華になり、大きな存在感を出しています。家族の団らんや多目的スペースとして活躍してくれます。
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使用しない時は隠れているプロジェクター。
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カフェのようなダイニングカウンター。
『目的に合わせた収納場所の大事さ』
マンションという限られたスペースに収納を設ける時は使用目的を明確にして間取りをプランニングしました。
『シンプル×スロウカフェ』テイストに合わせ、家族がくつろぐLDKには収納を設けず、日用品などの収納はキッチン奥にまとめて置けるようにしました。
また部屋干しが多いとのことでランドリースペースを作り、干した洗濯物をすぐにしまえるようにし家事の手間を省いています。
玄関を入ってすぐ横の収納スペースは可動式の収納棚を設置し、置く物に合わせ高さを変えることができます。
お子さまの成長と共に大きくなる自転車のサイズにも対応でき安心です。
下を土間にすることでお手入れがしやすく汚れたものや雨に濡れた物を干すことができ利便性を高くしました。
将来を見つめた自由度の高さとこだわりがつまった、やさしい木のぬくもりを感じられる空間に完成しました。
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キッチンとランドリールームへ続く家事動線の良さ。
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自由度の高い玄関収納。