『ライフスタイルに合わせたプラン』
3人のお子さまは元気が良く毎日家の中で遊んでいたとのこと。大きくなるにつれ活発に動くようになり、部屋の外で走り回り目が届かなくなることが多くなってきました。そこでLDKを部屋の端から端まで走り回れる一つの広い空間にしようと思ったそうです。同時に遊び道具を広げることのできるスペースを作りたいとのご希望がありました。
又、ご家族の人数が多く学校の荷物が増えていく事も考え、十分な収納を設けたいとのことでした。家族皆でくつろぐ空間には必要最低限の家具を置くようにし、壁際へ収納をまとめることで空間の雰囲気を崩さないようにプランニングしました。
『デザインにこだわり愛着ある空間へ』
全てを作りかえるのではなく、今ある和風な部分を生かした特徴あるデザインにしたいとお考えでした。
使い勝手や性能を上げることに特化するのではなく、内装や建具一つ一つにこだわり、自分たちらしい愛着が持てる家へとカタチにしていきました。
おしゃれなインテリアが好きな奥様が、落ち着いた空間に可愛いガラスや建具を選び調和させることでヴィンテージの雰囲気に仕上がりました。
-
奥まで続く広々とした空間のLDK。
-
明るく洋の雰囲気を取り入れた和室。
『魅せる梁と異なる木の組み合わせで表情豊かに』
梁を部分的に現しにし空間のアクセントにしながら、フローリングと建具・家具でそれぞれ異なる種類の木を組み合わせることで、調和しつつも表情豊かな空間にしました。
子ども達が元気に走り回っても安全なようにキッチンは一段奥へ配置しました。雰囲気をそこなわないようキッチンの壁に柄のあるクロスを用いることで華やかさを出し、大好きな小物を飾れるように棚を設置しました。
又、LDKと和室を仕切る建具にはガラスを使用したことで光が入り、明るい雰囲気を両方の部屋に持たせています。
-
両方の空間をつなぐ扉。
-
梁を魅せる空間。
『こだわりがつまったリノベーション』
縦長に作られた空間に落ち着いてくつろげるように、あらかじめソファーやテーブルなどの配置場所を決め柱とボードで小さな壁を設けました。反対側には子ども達がお絵描きできる黒板ボードを取り付け、広々と遊べるスペースを作りました。ソファーとボードの向こうどちらからでもお互いの様子を確かめることができ家族の繋がりが感じられる空間になっています。
自由度の高い飾り棚、部屋の雰囲気を明るくする地窓、建具の金具一つとっても家中にこだわりがつまっています。
家族との繋がりが感じられる素敵なヴィンテージスロウカフェに仕上がりました。
-
プランニング時にインテリアの配置を決めた間取り。
-
部屋の雰囲気に合わせた黒板ボード。