『リノベーションのきっかけ』
新生活に先駆けて、365リノベのグループ会社「ONOYA 中古住宅&不動産」でマンションを購入されたS様。お選びになったのは、仙台市街地に位置する築30年の中古マンションでした。
購入時、当然のことながら間取りや住宅設備に古さが目立っていただために、リノベーションをすることに。限られた予算の中で、「直した方がいいところ」と、「もともとのつくりを活かせそうなところ」という風に
工事をする箇所にもメリハリをつけた。
具体的には、キッチンやお風呂、トイレといった水まわりスペースと、壁や床等の内装を中心にプランを組み、S様の好みを存分に取り入れた家づくりがスタートしました。
『暗い室内に光を上手く入れるには?』
元々3LDKだった間取りはダイニングとベランダ側の個室との間に壁があり、室内の中心部であるダイニングとキッチンスペースは日中でも暗い印象でした。
特に、キッチンは壁付けになっており、光が届きにくいつくりでS様にとってかなりのネックでした。
今回のリノベーションでは、ダイニングと個室の間に合った壁を抜き、広々12.6畳のLDKスペースに大変身。暗かったキッチンも対面キッチンにしたことで
いつでも明るい寛ぎスペースになりました。
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築30年のマンションは、壁が多く閉塞的な間取りだった。
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対面キッチンにしたことで、広々としたキッチンスペースに。家族との会話も楽しめる。
『悩みがあったからこそ生まれたアイディア』
S様邸の寝室とリビングの間の壁には”採光窓”が取り付けられています。より多くの光が室内に入り込むよう、オリジナルで作りました。大工さんが枠をつけて、建具屋さんが窓を造作。その窓を取り付けた状態で塗装屋さんが塗装をするという見事なチームプレイで完成しました。これで、S様のお悩みだった「暗さ」も見事に改善され、さらにその採光窓が空間のアクセントにもなったのです。
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ナチュラルな色合いのシステムキッチン。調和のとれたデザインになっている。
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造作の採光窓は、さりげない空間のアクセントにも。
『ナチュラルだけど可愛い。リノベーションのポイントは?』
間取りやキッチンの配置変更によって使いやすさは改善されました。もうひとつ、S様からあったリノベーションのご希望は、空間を「可愛らしくしたい」というものでした。
とは言うものの、S様の好みは最初から「シンプル」「ナチュラル」「可愛らしい」のが好きとはっきりされていたので、内装のデザイン自体はS様が用意された家具に合うものや、色合いの良いものを提案。
白を基調としながら、部屋のドアをパステルカラーのピンクやブルーに塗装したり、ダイニングの壁はアクセントクロスで貼り分けしたりして、上品でかわいらしい、北欧ライクな空間に仕上がりました。
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パステルブルーのドアが空間を明るく演出。
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別な部屋のドアにはパステルピンクの塗装を施し、1部屋1部屋に遊び心をプラスしている。