『せっかくの住まいだからこそ』
マンションはアパートとは違って、マイホームだからこその『自由度の高さ』が魅力のひとつです。
もともとマンションに住まわれていたS様。以前の内装が気に入らず、どこかのタイミングで自分好みの住まいにしたいと考えていたそうです。そこで、昨年増税の前にリノベーションを決意。テーマは、木目などを一切使わない【SIMPLE LDK】でした。
『テーマに沿って徹底された素材選び』
S様のご要望で、扉や床には木目の入った素材をできるだけ使用しないようなデザインを考えたという担当者。白・黒・グレーの3色を適材適所に取り入れることで、空間全体がうまくまとまりました。
「SIMPLE」は簡単そうで、実はとても奥の深いテイスト。色味を抑えすぎてしまうと殺風景と感じてしまうし、かといっていろいろな色を合わせるのは本来からかけ離れてしまいます。
S様の住まいでは、占める面積の広い壁や天井に白を、床にはライトグレーを、さらに光沢のある黒を少し取り入れることにより、シンプルかつ高級感のある空間になりました。
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愛猫にも配慮した住まいが完成。
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収納棚も色味を統一することで、アイテムが映える場所に。
『空間にはひとつ、アクセントを』
ホワイトカラーで統一されたS様の住まいですが、対面キッチンのカップボードにはブラックカラーを採用したそう。目立つ場所ではありませんが、全体をキリッと引き締めてくれる良い効果があります。さらに、ダイニングの照明にも黒のライティングレールを取り付けたことで、スタイリッシュな印象を与える空間になりました。
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対面キッチンは外の景色やテレビを見ながら作業ができるというメリットも。
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キッチンはスッキリ白と黒でまとめて。収納も十分。
『ポイントは“オリジナル”というところ。』
今回いちばん力を入れたという造作の扉。鏡を張った扉のその奥にはなんとクローゼットがあります。
鏡部分にはアルミミラーを採用しているので、とても軽く開閉も自由自在。クローゼットから服を出し、着替えて、最後に鏡で姿をチェック。毎日の支度も効率よくできますね。
すぐ隣にはシンプルなデスクを置いてフリースペースに。仕事をしたり、趣味を楽しんだりできる場所です。
海外ドラマに出てきそうな空間の一コマは、実は使い勝手バツグンのフリースペースになっているのでした。
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自由な使い方ができるフリースペース。鏡張りの扉もインテリアのひとつに。
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ロールカーテンで簡単に仕切りをつけられる工夫も、空間をスッキリと魅せるポイント。