リノベーションのきっかけ
もともとのお住まいのエリアから近い場所で住宅購入をご検討されていたA様ご夫婦。立地も広さも申し分ない物件と出会ったものの、内装がA様ご夫婦の好みではなかったそうです。憧れていた北欧の名作家具と暮らしたいというご要望をお持ちで、せっかくマイホームを持つなら自分たちの理想の住まいにしたい、とリノベーションを決意されました。
『家具が引き立つような住まいにしたい』『シンプルで上質な暮らしをしたい』というご要望を叶えるためのプランニングが始まりました。
夫婦で創っていく住まい
シンプルで上質な暮らしに憧れていたというA様ご夫婦のために、家具が引き立つような引き算のデザインで、清潔感のある明るい空間にしました。物があふれないように、大きなパントリーやシューズインクローゼットを設け、常に整理整頓されすっきりした状態を保てるようにしています。広がりがある開放的なLDKは、キッチンで料理をしているときやソファで寛いでいるときなど、いつでもお互いの気配を感じられる、コミュニケーションが取りやすい空間になっています。
「こんな物があったらいいな、と話し合いながら、憧れの家具や空間にあった小物を選ぶようになりました。ふたりで納得したものを揃えて、自分たちの理想の空間を作っていくのが楽しいです」と奥様。
自分たち好みの物に囲まれて過ごすという住まいの夢が叶い、これからもその時々の生活スタイルに合わせた暮らし作りを楽しみにしているご様子でした。
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シンプルな内装のLDKは、お気に入りの家具を引き立てます。
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キッチンの横に大きなパントリーがあり、常にすっきりとした空間を保てます。
丁寧な暮らしを叶えるキッチン
壁付けキッチンもインテリアとして空間を引き立てるように、部屋の雰囲気に合った白のタイルを使い、素材でさりげなく存在感を示したキッチンに。床はお手入れが楽なフロアタイルにして、視覚的にも区切りをつけています。飾り棚には、奥様がこだわって集めた調味料や食器類などを飾れるようにし、見た目にも楽しい空間にしました。
おふたりで作業できる広さがあるため、奥様が食事の用意をしているときにカウンターでご主人が丁寧に珈琲を入れるなど、手料理を楽しみながら、夫婦でゆっくりと食事のひとときを楽しめるキッチンになりました。
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部屋の雰囲気に合った白いタイルが、さりげないアクセントになっています。
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ふたりで作業してもゆとりのある、広々としたキッチンスペース。
快適に過ごせて❝理想❞を追求していく住空間
バルコニーに面していて明るいリビングに、室内干しができるハンガーパイプを造作しました。天候に左右されずに、気軽に洗濯ができます。また、リビングダイニングに隣接する寝室には、風を通す室内窓を設置し、どこでも快適に過ごせる工夫をしています。
リノベーションを終えて、A様ご夫婦からは「とても素敵な空間になり、感謝しています。これからはラグや小物など集めていって、さらに自分たちだけの理想の空間に近づけるようにしていきたいです」とご感想をいただきました。
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部屋の奥まで日差しが届き、明るいリビング。
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室内窓から心地よい風が通る寝室。