リノベーションのきっかけ
最初から中古マンションの購入と一緒にリノベーションを決めていたS様。リノベーションで自分達の好きな、自分達らしいこだわりの住まいを作りたいとのことでした。
立地で選んだマンションは築48年と古いため、浴室が狭くキッチンも奥まったところにあり暗い印象だったこと、和室が二部屋続いて使いにくいことがお悩みでした。また、マンション特有のありきたりな内装や雰囲気も気にされていました。選んだマンションの構造に合わせ、ご要望された間取りやイメージの内装プランをご提案していきました。
リノベーションのご要望
古材や無垢フローリングを使用したあたたかみのあるテイストに憧れをお持ちでした。対面キッチンを取り入れて、ご家族や遊びに来るお友達とコミュニケーションがとれるようにしたい。LDK空間には収納を設けず広々とした空間にしたいとのご要望がありました。またマンション特有の狭いお風呂ではなく、ゆったりとくつろげる広さにすることと、大容量のファミリークローゼットを望まれていました。
-
広々とした空間のLDK。
-
どこにいてもコミュニケーションが取りやすい。
住み心地の良い暮らし
S様のこだわりのポイントは「木」。木を使用した空間はぬくもりとあたたかい印象を与えてくれ居心地の良さがあります。
無垢材を考えていたS様でしたが、メンテナンスやお掃除を考えて、木の良さと機能性を両立した朝日ウッドテックのライプナチュラルプレミアムをご提案しました。杉の羽目板はあえて節ありをチョイスし、より木のあたたかさを演出しました。
また内装だけではなく家具やカーテンなどのインテリアもあわせて提案したことで、全体的により統一感のある空間に仕上がりました。
-
木目の濃淡で表情の変化を。
-
天然木を贅沢に使用した無垢材挽き板化粧フローリング。
限られた空間のマジック
マンション特有の制限や構造上抜けない壁は必ずあるもの。抜けない壁を活かして浴室を移設して広げ、浴室があった狭い空間に洗面室を設けました。もともとの洗面室にランドリースペースを作ったことで水まわりの動線が良くなり狭い空間を有効的に活用することができました。
さらにトイレの向きを変更して、玄関スペースを広くしシュークロークを確保。靴や傘を来客に見せることなく片付けることができます。LDKと二部屋の個室が繋がっており、個室へ行く動線で家族と顔を合わせることでコミュニケーションの機会が増えます。
くらしの実用性を兼ね備えた、木のぬくもりに包まれたあたたかみのある空間に完成しました。
-
動線を考えた水まわり。
-
自転車など大きな物も置ける広い玄関。