『リノベーションのきっかけ』
H様との初めての出会いは、365リノベのモデルルームをご覧いただいた時でした。マイホームの購入を検討していたH様ご夫婦は、モデルルームを見学したことで「中古マンションを購入するならリノベーションがしたい!」という気持ちがより強くなり、今回お任せいただくことになりました。
『H様のご要望』
H様からの主なご要望は「広々としたLDK、対面キッチン、大きな収納が欲しい」というものでした。
デザインコンセプトは「明るいフレンチヴィラ」テイスト。マンション自体が北向きの間取りのため暗くなりがちな室内を、間取りとデザインで明るく開放的な空間になるようプランニングをしていきました。
H様が決めた中古マンションの物件は、リノベーションをするにあたり制約のあるマンションでした。そのため、実際にはどういう間取りにできるのかリノベーションが始まる前から不安に感じていたそうです。
そこで、365リノベのアドバイザーが工事前の現場調査に同行し、その場で間取りやデザインなど大まかなものを提案したことで不安要素を事前に取り除くことができ、安心してリノベーションを進めることができたとおっしゃいます。
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リビングはヴィラの要素を存分に取り入れた空間に。
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収納の入り口のアーチがフレンチ感を演出している。
『プランニングのポイント』
このマンションは構造上抜けない壁がある間取りだったため、お客様のご要望にあったウォークインクローゼットをLDKの中に設け、個室に行かずともLDKの中で支度が完結するような間取りにしました。ウォークインクローゼットの入口もあえて扉は付けずアーチ形にし、残さなければならない壁の上部にも明り取りをつけたことで窓からの光が差し、リビング側からみてもその場所に圧迫感を感じることがなく、あくまでデザインの一部になるようにプランニングしています。
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フレンチテイストが際立つダイニングキッチン。
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テイストもうまく調和している。
『色合いを重視したデザイン』
キッチンの腰壁に貼られた濃紺のタイルは、大きさの違う2種類のタイルを使うことで遊び心をプラスしています。LDKへの入り口に設けた扉のネイビーとタイルのトーンが合うように選び、アクセントとしての役割は果たしつつも浮かないように工夫しています。
メインで使うカラーはブラックチェリー・ネイビー・グレーの3色に限定し、それ以外のカラーの使用は必要最低限にとどめたことで、目を引くポイントを絞っています。
インテリアに関しても全体的なカラーを統一させ、照明もデザインの性は高くても主張しすぎないものを使用したことで高級感を出しています。
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落ち着いた色合いのキッチン。
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キッチンの奥まで光が差し込む配置になっている。