『誰しも一度は思ったことがある』
毎日生活をしていて、ふと「このスペース、もっといい使い方できないかな」と感じたことはありませんか?
リビングの扉付近やクローゼットの一角、キッチン周りなど、いまいち使いこなせていないスペースにはついついモノが溜まりがち。
W様の住まいは、和室1室がリビングダイニングと隣接した築浅の3LDKのマンションでした。部屋の中央にはダイニングカウンターがあったのですが上手く使えずデッドスペースになっていたのだとか。
最近の新築マンションの場合、購入時に間取りの変更や使用する壁紙・扉の色などを選択できるケースも増えてきましたが、少し前までは決まった間取りの物件をそのまま購入というケースが一般的でした。
ハコ(家)に合わせた生活をしていると、次第に我慢が必要な場面が出てくるのは当たり前です。「もっとこうしたいのに」という不満や悩みを解決できる手段として、リノベーションというものがあります。
『リノベーションのきっかけ』
今回のW様の場合、先に紹介した通りダイニングカウンターが住まいの中心にあり、そこがいつしか物置になってしまっていたそうです。デッドスペースも出来ることなら有効活用していきたいとの想いからリノベーションを決意されました。
また、月に数回、親しい友人を招いたホームパーティを開催していたこともあり、大人数が来ても狭いと感じることのない快適な間取りにしたいとのご要望がありました。
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ブラウンでまとめられた室内。
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大きな窓からは日中も光が差し込む。
『開放的で上質なLDK空間へ』
約3ヶ月の工事期間を経て、シックで上質なリノベーション空間が完成しました。
もともと和室だった部屋もLDKへ取り込んだことで仕切りのない1つの広々とした空間になり、狭さを感じることもありません。
デッドスペースとなっていたダイニングカウンターは新たな場所に作り変えたことで、ホームパーティーの際に作業をしたり軽食を置いたりするのに最適なスペースになりました。
今回の担当者は、LDK空間が広がった分無駄なスペースを作らないために、生活動線を意識した配置を心がけたそうです。
空間ごとの距離感や、ダイニングスペースからの視線の通し方など、細かな部分までこだわったことでストレスを感じにくい住空間を作り上げました。特にLDK空間においては、開放感を出すためペンダントライトなど天井から下がって来る様なものを一切取り付けず、ダウンライトですっきりとした印象を持たせています。
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パーティー時に大活躍なカウンター。
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収納力抜群なキッチンスペース。
『空間の統一感と収納の重要性』
今回リノベーションをするにあたって、W様は「家全体的に使いやすい動線にしたい」「統一感のある空間にしたい」というご希望を持っていたので、メインとなるLDK以外の場所との関連性も意識した仕上がりになっています。
例えば、部屋同士を扉ひとつで行き来できる間取りにしたことで家の中をスムーズに回遊できるようになりました。また、玄関や寝室など、要所要所に収納を設けたことで、部屋が散らかりにくくなる工夫が施されています。
デザイン面でも、ダークブラウンの色味や素材感を各部屋に用いたことで全体に統一感が生まれ、玄関を開けた時からどんな空間が広がっているかを想像できるようなつくりになっています。
リノベーションをしたことで、家で過ごす時間の質が上がり、ホームパーティーも思う存分楽しめる空間が完成しました。
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何にでも使えるカウンタースペースも設けた。
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既存の1部屋は土間兼ウォークインクローゼットに。